飯島寛騎&鈴木勝吾、ふたりにとって“働く”という事とは? 舞台『ちょっと今から仕事やめてくる』
飯島:まだ知らないこともたくさんあるので、やっぱり前回と変わらずまだまだ「体当たり」という感覚。「自分の持っているものを全部ぶちまけてやろう」っていう意識は変わらないです。無邪気な子どものようにというか、頭で考えずに全身で飛び込んでいきたい。役になりきって、役の気持ちをしっかり届けなきゃいけない。ちょっとでも届かない、伝わらないってなると自分自身でもイヤですから。初舞台では入り込み過ぎて1公演で2回くらい酸欠にはなっているんですけど、苦しいので酸欠にならないように気をつけながら(笑)、頑張ります。
飯島:演出家さんや監督さんって人によって中身も全然違いますよね。去年、ドラマで現場に5人監督さんがいる作品があったんですけど、たまにみなさん一緒にいらっしゃると、やっぱり言うことが違うんですよ(笑)。あっちで呼ばれて話しをしたけど、またこっちで呼ばれて……ってなって、本番前に「みんな言うこと違ったな、どうしようかな、面白いけど」って(笑)。同じ作品、同じ役柄に対していろんな見方をされているのも興味深いし、わけわかんないこと言ってるんだけど、でもやる人にとってそれはすごくわかるっていう、感覚的なやりとりもあるし──それがもう楽しいんです。いろんな考えを聞けることが糧になるし、自分はその時間が好き。深作さんとはどんなやりとりになるのか期待しています。
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